●9月栽培ポイント
9月のピーマン栽培では、夏の疲れを回復させながら秋の収穫量を確保する管理が重要です。
まず、水切れを防ぐため、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。ただし、気温の低下とともに過湿になりやすいため、水の与え過ぎには注意が必要です。また、長期間収穫を続けた株は養分不足になりやすいため、2週間に1回程度を目安に追肥を行い、株の勢いを回復させましょう。
収穫は果実が大きくなり過ぎる前に行うことが大切です。適期収穫を続けることで株への負担が減り、新しい花や実が付きやすくなります。さらに、込み合った枝や古い葉を適度に取り除くことで風通しが良くなり、病害虫の発生を抑える効果があります。
9月は昼夜の寒暖差が大きくなり、アブラムシやハダニなどの害虫、うどんこ病などの病気が発生することもあるため、こまめな観察が欠かせません。被害を見つけた場合は早めに対処しましょう。また、月末以降に気温が下がる地域では、生育が鈍るため、防寒対策の準備も進めておくと安心です。
適切な水管理、追肥、整枝を行うことで、秋まで良質なピーマンを長く収穫できます。
●9月に行う作業
① こまめに収穫する
実を大きくし過ぎない 若めに収穫すると次の花や実がつきやすい 色づく前の緑色の状態で収穫するのが基本
② 追肥を続ける
ピーマンは肥料切れしやすい野菜です。 目安 化成肥料:2~3週間に1回 液体肥料:1週間に1回程度 肥料切れになると 実が小さくなる 花が落ちる 葉色が薄くなる といった症状が出ます。
③ 水やり
朝にたっぷり与える 土が乾燥し過ぎないようにする 鉢植えは特に注意 9月でも暑い日は水切れを起こしやすいです。
④ 整枝・剪定 内側の込み合った枝を軽く整理する
古い葉や黄色くなった葉を取り除く 風通しを良くする。やり過ぎると収穫量が落ちるので軽めで十分です
⑤病害虫のチェック
9月はまだ アブラムシ ハダニ カメムシ タバコガ類 などが発生しやすい時期です。 葉の裏や果実を定期的に確認しましょう。
⑥温度管理
10月以降に向けて 最低気温が15℃を下回る頃から生育が鈍くなる 気温が10℃以下になると収穫量が大きく減る そのため9月は、 追肥・水やりを続けて株を疲れさせず、できるだけ長く収穫すること が重要です。
9月も引き続きほぼ毎日収穫を行います。
9月に入っても連日暑い日が続きますが、朝晩涼しくなってきたらビニールハウスの換気を夕方は閉めるようにしてピーマンを暖めます。
- 換気の重要性
- 9月以降、換気を閉め切り保温することも大事ですが、ハウス内が茎葉で繁茂し、ハウス内の空気が停滞しやすくなります。樹の内側には湿気がたまりやすく、灰色カビ病や斑点病などの多湿を好む病気が発生しやすくなります。やや寒い日であっても日中は換気を行い、ハウス内の空気を循環させるよう心がけます。
枝の管理
基本的には整枝は8月までに終わらせますが、通路や他の株に垂れ下がっている枝は除去します。
過度な整枝はせず、草勢を維持しましょう。
Youtube動画で解説